辛い分だけ楽しいはず
だから楽しい事だけしていきます
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2006/10/07 カツオってうまいの? 森戸海岸で青物釣
かなり前にカツオ釣りに行ってきたのをコッテリ忘れていたので、
簡易レポートを書き記しておく事にした。
去る10月の事である。
三浦半島の葉山だの森戸だの、
そんな名前の場所でカツオが釣れているという噂が聞こえてきた。
聞こえてきたというか、仕事中にネットでいそいそと
検索していたという方が正しいだろう。
仕事をしていないというわけではない。
いそいそしていただけである。いそいそ。
カツオって言ったらなんか高級そうだし、うまそうな感じがプンプンするわけで
だから釣りに行きたいわけで
だから行くわけで
だから行って来たわけで
口調が北の国からのジュン君な訳で・・・。
とりあえず会社の車借りて、会社で密かに結成された釣り同好会のメンバーで
三浦半島へと旅立ったのである。
注意:レポートなんて書く気がなかったので写真は少なめ
みんなの心の中に写真は存在するから気にしないさ・・・しないさ・・・
当日の朝6時くらいに会社の近くに集合となった。
出勤でもないのに会社の近くに来ると何かテンションが下がる。
お、俺は働かないぞー、と気合を入れながら乗換えを繰り返し目的地に到着。
既に車の中で僕の到着を待ている同好会のメンバーに
寝不足でむくんでいる顔から放たれる笑顔を振り撒いて「お、おはよ」と挨拶をする。
メンバーどもは会社から比較的近いところに住んでいるせいだろうか、顔色がいい。
声も弾んでいる。
待ち合わせ場所に来るまでに無駄な体力を消費しているこちらとは大違いだ。
くやしい。
一人沈みがちな人間と、声弾む同行者二人を乗せた車は一路森戸海岸へと向かう。
運転は同行のkさんがやってくるので楽チンだ。
ペーパードライバーであるぼかぁ後ろでお菓子をぼりぼり食う。
なんとなーく、小腹を満たしている間に目的地に到着。
ボート屋でエサ買ってボートの料金払って、早速海に向かうわけですね。
今回は引き舟っていう、手漕ぎボートを
沖まで引っ張ってくれるサービスがあるボート屋さんなのでスゲー楽チン。
沖に行くボートは、皆連結される。
カルガモ一家のよう・・・ベタな思考回路である
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速えええええええ!!!! 速すぎて写真がぶれている、訳じゃなくて
携帯カメラの解像度がおかしいぃぃぃぃ!!!
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これは引っ張られる私 なんかいつも一人でボート乗ってるなぁ・・・ まぁ、志願してそうしているわけですが
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こんな写真ばっかですね。 この後は釣ることに必死で 写真を殆ど撮っていない
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ボートは魚毎のポイントに止まる。
対象魚に合わせて連結を解き、パラパラと釣り人が海に放たれていく。
僕ら釣り同好会の目的はカツオなので青物のポイントまで連れて行かれる。
殆どの釣り客が青物狙いでしたね。
青物のポイントは一番沖にあり、大半のボートは終点まで引っ張られていた。
私たちも例外なく、青物の人達なので、終点で連結を解いて海に飛び出す。
ここで同行者と別れることにする。
釣りの経験が一番である私は、何か息巻いていたのだろう。
一人孤独に、ストイックに、大きな釣果を後で見せつける。
そんな事をしてやろうと画策していたわけである。
薄っぺらな自己顕示欲がウズウズ、イソイソと暴れだした結果の行動だったのだと今に思う。
しかし、それが悲しい結果を生むとは、その時は思わなかった・・・。
なかなか溶けやしないコマセ。 憎憎しい。 でも、そこが可愛い
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空と海だけは俺の味方だった・・・。 敵も味方も無い、それなのにそんな事を思う心。 病んでいる
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ぷかーーっと、晴天ベタ凪の海に浮かびながら必死でコマセを巻いてサビキ釣りを行うが、
いくら待ってもうんともすんとも言わない。
まだまだこれからと、自分をなだめてみるが2時間ほどたってもあたり1つ無いのだ。
今日の海は何かがおかしい・・・。
海の普通を知りもしないくせに、海のせいにすることで平常心を保っていたが
一本の電話がそれを壊してしまう。
同行者のIさんかの電話だ。
TELLLLL・・・
「もすもす」
「あ、底辺君?どう?」
「いや・・・、まだ釣れていませんけど・・・」
「えーーー、ほんとに?こっちはカツオが何匹か釣れたよ!!」
「へー、そ、そうで、ですか、はは」
「あ、ちょっとまって、竿にあたりが来てるからまたかけるね、ガチャツーツー」
「へへ」
やるじゃない。
やるじゃないよ。
泣いちゃうよ。
へへ。
その後、もう一度電話して棚や釣り方を教わった。
薄っぺらな自己のプライドは軽がる崩壊であります。
薄いプライドのカラを破り捨てたことで、
この後いい展開に傾くかと思われたが、全然駄目。
何とかカツオを二匹仕留めたが、それだけで終わってしまった。
釣れたんだから良いじゃん、とお思いの貴方。
違うんですよ。
カツオ、しかもマルソーダ2匹というのは、かなり残酷な仕打ちなんです。
わかりますよね?
わかる人はわかりますよね?
なんだかんだで同行者は結構良い釣りをしていたそうです。
聞きたくありません。
だから写真だけ貼っておきますね。
同行者Iさんはシマダイとか釣れたんだって
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Iさんはシマダイとか釣ってるし、
kさんはマルソーダじゃなくておいしい方のソーダ、ヒラソーダを釣っていた。
僕の貧果を哀れんで、Iさんkさんは共にマルソーダを1尾づつくれた。
嬉しいけど悔しく悲しく、でも嬉しかった。
釣りに行く前は汚れていた心が少し洗われたように感じる。
帰りに連結された大船団。 繋いでは進んで、繋いでは進んで 正直なかなか陸に帰れなくて凄い疲れた 帰るタイミングは少し早い方がいいようです。
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釣果は貧果だったが、心が少し綺麗になったのだから大収穫だ。
という事にして今回の釣行を〆たいと思う。
-----------【釣られたお魚さん達通信】-----------
釣られてしまったお魚さん達が、
どのようにして食べられたのかが気になったので、同行者の方に聞いてみました。
まずはIさんから・・・あ、写真ないや。
マルソーダは美味しくない。
シマダイは美味しかった。
もう、マルソーダは釣りに行きたくない
だそです。
次はkさん。
ソーダ鰹のソテーだそうです。 旨みがなくて美味しくないらしい
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ソーダ鰹のあんかけだそうです。 旨みがなくて美味しくないらしい
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カツオもういいよ。とおっしゃっておりました。
続いては僕ですね。
これは材料
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カツオをつみれにして チゲ鍋にポンと入れてみた カツオのつみれは旨みがない
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カツオもういいよ。と思いました。
おしまい
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